メモリ転送ケーブルの接続

 メモリ転送ケーブルをパソコンのUSBポートや通信ポート(COMポート)に接続します。USBポートや通信ポートがパソコンのどの部分にあるかなどは、お使いのパソコンの取扱説明書を参照してください。下の写真はその例です。左側に通信ポート用のRS-232Cコネクタ、右側にUSBコネクタがあります。

   

 USBケーブルはUSBコネクタに、シリアルケーブルはRS-232Cコネクタに接続します。次の写真は、USBケーブルのパソコン側の一例です。

   

 また、次の写真は、あるパソコンの通信ポートのコネクタ部分です。上側のコネクタが、シリアルケーブを装着できるコネクタです。シリアルケーブルのパソコン接続側のコネクタは、一般にD-Sub9ピンと呼ばれるコネクタです。他のパソコンでもこの形状のコネクタにシリアルケーブを接続します。

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 また、この写真ではコネクタの右側に数字が書いてありますが、この数字は通信ポート(COMポート)の番号です。通信ポートの設定のときに必要になりますので、シリアルケーブルを接続したコネクタの番号を覚えておくか、メモしておいてください。上の写真の場合、「2」です。他のパソコンでも多くの場合何らかのかたちでコネクタ付近に表示されています。一番上の写真のように、RS-232Cコネクタが1つしか装備されていない場合は、通常ポート番号は1となります。

 上の写真の下側のコネクタや下の写真のように異なった形状のコネクタの通信ポートに、シリアルケーブルを接続する場合は、別途市販の変換アダプタを取り付けてください。

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 下の写真は、シリアルケーブルを通信ポートに取り付けたところです。シリアルケーブルのコネクタ両側のねじは、ケーブルが抜け落ちない程度に締めてください。必要以上に強く締め付けると、ケーブルを外すときにパソコン側に取り付けられているねじが一緒に外れてしまうことがありますので、気をつけてください。

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 メモリ転送ケーブルは、下の写真ような携帯電話のコネクタに装着します。コネクタは多くの携帯電話で下の写真のように携帯電話の下部に付いていますが、側部や背部に付いている携帯電話もあります。携帯電話の機種によって、大まかに分けると、FOMAタイプ、auタイプ(CDMAタイプ)、PDCタイプ、その他に分けることができます。このタイプ名は、説明上便宜的に付けた名称で正式な名称ではありません。

 注)パッケージに添付されているメモリ転送ケーブルのコネクタ等は、写真と異なる場合があります。

 ・FOMAタイプ

 下の写真は、FOMAタイプ機種のコネクタ部分です。docomo FOMA機種や、SoftBank 3G(7xx,8xx,9xx)機種がこのタイプです。SoftBank 3G機種の中には、このタイプではなくメーカ独自のコネクタを装備した機種もあります。

    

 通常、写真のようにカバーが装着されていますので、開いてください。右側は、コネクタ・カバーを開けたところです。携帯電話のコネクタの位置は、横側や下側などにあります。

 次の写真は、ケーブルの携帯電話側コネクタの例です。ケーブルと携帯電話を接続するときには、右側の赤矢印の先の○の部分を下の写真右のケーブルコネクタの赤矢印の先の○穴部分に合うように向きを合わせて、携帯電話に接続してください。

    

 次の写真は、携帯電話にケーブルを接続した状態です。

  

 ケーブルを接続するときには、奥までしっかり挿入して、軽く引っ張っても抜けない状態にしてください。また、ケーブルのコネクタが入りにくい時は、向きが逆になっている可能性もあります。無理に押し込まずにコネクタを裏返して装着してみてください。

 ケーブルを取り外すときは、ケーブル・コネクタの両側(上の写真の両側の赤矢印部分)を押さえながら携帯電話から外してください。両側を押さえることで、抜け止めが外れるようになっています。

 

 ・auタイプ(CDMAタイプ)

 次の写真は、auタイプ(CDMAタイプ)のコネクタ部分です。現行のau全機種がこのタイプです。

     

 下の写真は、CDMAケーブルの携帯電話側コネクタ部分です。ケーブルと携帯電話を接続するときには、FOMAタイプ同様、右側の赤矢印の先の○の部分を下の写真右のケーブルコネクタの赤矢印の先の○穴部分に合うように向きを合わせて、携帯電話に接続してください。 

     

下の写真は、ケーブルをau携帯電話と接続したところです。携帯電話からケーブルを取り外すときには、上左の写真の赤●部分を指で押さえながら、携帯電話から取り外してください。この部分を抑えることで、抜け止めが外れるようになっています。

   

 ケーブルを接続するときには、奥までしっかり挿入して、軽く引っ張っても抜けない状態にしてください。また、ケーブルのコネクタが入りにくい時は、向きが逆になっている可能性が高いので、無理に押し込まずにコネクタを裏返して装着してみてください。

 

 ・PDCタイプ

 下の写真は、PDCタイプ機種のコネクタ部分です。PDCタイプは、docomoのmova機種、SoftBankのV6〜V1機種や旧J-Phone機種、Tu-Ka機種、今では電話サービスを終了したau(旧セルラー、旧IDO)の旧PDC機種がこのタイプです。

     

 写真は、カバーがされた状態(左)と、外した状態(右)です。最近の携帯電話ではこのカバーは携帯電話から取り外せないものが多いようですが、携帯電話の機種によっては、このカバーは取り外せるものもありますので、その場合は無くさないようにしてください。

 下の写真は、PDCケーブルの携帯電話側コネクタ部分です。上下非対称ですので、携帯電話に接続する場合は、軽く押し込んでみて、入らないようなら、コネクタの裏表を逆にして接続してください。

     

 次の写真のようなシールがケーブルに貼られている物もありますが、必ずしもP型番の機種のみがこの面が上になるわけではなく、例外もありますので、無理に押し込まずに入らない場合は、裏表を逆にして試してください

   

 次の写真は携帯電話と接続したところです。ケーブルを取り外すときには、上の写真の赤矢印の部分を指で押さえながら携帯電話からケーブルを抜いてください。この部分を抑えることで、抜け留めが外れるようになっています。

   

 

 ・その他

 FOMAタイプ、CDMAタイプ、PDCタイプ以外にも、SoftBank 3G機種などにあるメーカ独自形状のコネクタのものや、携帯電話の卓上充電台とパソコンをUSBケーブルで接続できるタイプなどがありますが、それらは、各携帯電話の取り扱い説明書を参照してください。

 

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